米カジノへ入場規制検討 業者は投資額減らすと牽制[2018/02/28 08:00]

 アメリカのカジノ大手「シーザーズ・エンターテインメント」は現在、政府が検討している日本人に対するカジノへの入場規制が行われた場合、投資額を減らすと牽制(けんせい)しました。

 シーザーズ・エンターテインメント国際開発部門社長、スティーブン・タイト氏:「収益を生むチャンスが制約されれば、投資・出資額が変わってくると思う。そうすると、日本や地域社会にとってのIRのメリットも制約されてしまう」
 政府はカジノを成長産業にするとしてこの国会で法案を準備していますが、ギャンブル依存症の弊害が懸念されるため、日本人の入場については週3回、月10回に制限する方向で調整しています。これに対してカジノ事業者は「制限すると逆にのめり込む」という論理を展開したうえで、この規制が導入されれば「収益が減るため、投資額が減る」と牽制しました。ANNの世論調査では66%がカジノに反対しています。

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