シリア攻撃説得続く 米議員「否決されれば破滅的」[2013/09/03 11:56]

 シリアへの限定的な軍事行動を巡り、アメリカのオバマ大統領は、議会での議論の本格化を前に議員らへの説得を続けています。

 オバマ大統領は連休を返上して、2日、ホワイトハウスを訪れた共和党の重鎮、マケイン上院議員らと約1時間にわたって会談しました。
 共和党・マケイン上院議員:「(大統領の出した攻撃の承認を求める案が)議会で否決されれば、アメリカとアメリカ大統領の信頼性が失われ、破滅的なことになる」
 マケイン議員は上下両院での可決を目指す考えですが、攻撃の内容などを詰める必要があり、時間がかかるという見通しを示しました。
 一方、シリアのアサド大統領はフランスの新聞「フィガロ」のインタビューで、軍事介入があった場合には「混沌(こんとん)と過激派が広がり、地域戦争の危険がある」と、中東全体に戦争が広がる可能性があると牽制(けんせい)しました。また、化学兵器の使用については、「証拠は告発する側が示さねばならない」と明言を避けました。

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