“靖国参拝”に中国メディアは特集放送で痛烈批判[2013/12/27 11:49]

 安倍総理大臣の靖国参拝から一夜明け、中国ではメディアが一斉にこのニュースを報じ、強烈な反発を示しています。

 (冨坂範明記者報告)
 27日朝の中国国営テレビは、1時間のニュース番組の30分近くの時間をかけて安倍総理の靖国参拝を放送しました。
 中国中央テレビ:「26日、王毅外相は日本の木寺大使を呼びつけ、安倍総理の参拝を厳しく抗議、強く非難しました」
 また、日本に厳しい論調で知られる中国共産党系の「環球時報」は、「安倍総理をブラックリストに載せよう」という社説を掲載しました。総理在任中の中国への入国を禁止し、中国との関係を改善する能力がないことを分からせるべきだとしています。また、この対抗措置を取るにあたっては、日中の友好関係を考慮する必要はないとも言い切っています。27日は、台湾で50人規模の抗議行動が行われているほか、今後、香港でも予定されています。交流が途絶えてしまうことで、冷え切っている日中関係がますます冷え込むのではないかと懸念されています。

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