北朝鮮の人権侵害行為 国際刑事裁判所に付託へ[2014/04/11 00:05]

 北朝鮮の人権状況に関する国連の特別報告者が会見し、拉致問題などの人権侵害行為について、国連安全保障理事会でICC=国際刑事裁判所への付託を求めることを明らかにしました。

 国連人権問題特別報告者、マルズキ・ダルスマン氏:「(横田夫妻と孫娘との再会など)北朝鮮への継続的な圧力が効果を上げている。今後もこういうことが続くと思っている」
 ダルスマン氏は、先月に北朝鮮による人権侵害を非難する報告書をまとめた国際調査委員会のメンバーです。ダルスマン氏は、拉致問題などを含む北朝鮮の人権侵害行為について、17日に国連安保理の非公式会合に報告して国際刑事裁判所への付託を求めるとしています。拒否権の発動も想定し、特別裁判所など「国連のあらゆる司法メカニズムを動員する」と述べ、北朝鮮による人権侵害を追及していく姿勢を示しました。

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