「暴言や暴行あった」客室乗務員証言 ナッツ事件[2015/01/31 00:05]

 大韓航空ナッツリターン事件の第2回公判が30日、韓国・ソウル西部地裁で行われ、ナッツを提供した客室乗務員が暴言や暴行があったと証言しました。

 大韓航空前副社長の趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告は、これまでの公判で全面的に争う姿勢を示しています。30日の第2回公判では、ナッツを提供した客室乗務員が法廷に立ち、「趙被告が大声を出してファイルを投げ付け、肩を3〜4m押し、『降りろ』と叫んだ」などと証言しました。その際、趙被告は、飛行機が動いていたのを知っていたはずだと主張しました。また、事件発覚後の国土交通省の調査に対して、暴言はなかったなどと話すよう大韓航空の常務に強要されたことも明らかにしました。さらに、趙被告の父親の韓進(ハンジン)グループ・趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長も法廷に立ち、「娘の行為は間違っていた」と証言し、機内サービスの責任者らが今後、社内で不利益になるような待遇を行わないことを約束しました。

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