南シナ海問題の行方は ドゥテルテ大統領が訪中へ[2016/10/18 05:58]

 フィリピンのドゥテルテ大統領が18日から4日間、中国を訪問し、習近平国家主席らと会談します。経済援助を期待するなか、南シナ海問題でどこまで強い主張を行えるかが焦点となります。

 フィリピン、ドゥテルテ大統領:「(南シナ海問題で)私たちは主張を続ける。取引はしない」
 出発に先立ち、ドゥテルテ大統領は強い姿勢を示しましたが、その一方で、中国メディアによりますと、「南シナ海問題について他国の関与に興味はなく、中国とだけ話し合いたい」と述べ、この水域を共同開発したい意向を示したということです。中国側は、経済的な見返りと引き換えに中国の主張を否定した仲裁裁判の結果を棚上げしたい考えで、フィリピンがどこまで強い主張を行うかが今後の南シナ海問題にも影響を与えそうです。

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