競技に適した広大なボート場 世界大会など実績あり[2016/10/18 17:05]

 バッハ会長の来日に合わせるかのように、IOC(国際オリンピック委員会)がボートとカヌー競技の韓国での開催を検討していることが分かりました。検討対象としている忠州(チュンジュ)市のボート場前から中継です。

 (西村香織記者報告)
 ボート場はとても広く、スタート地点のもっと先まで湖が続いています。対岸にはゴルフ場があり、この辺りは森と湖といった自然あふれる保養地として知られています。近くには企業や銀行の保養地が多くあり、過去の国際大会では保養地を選手の宿舎などに使うことができたそうです。2014年のアジア大会の前の年には、世界ボート選手権大会が行われていて、今年のリオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選なども行われました。大きな大会の経験があり、関係者は「水上のレーンさえ区切れば、いつでも国際大会が可能です」と話していました。一つ不安があるとすればアクセスです。ソウルから車で2時間ほどかかり、高速鉄道の駅は近くにはなく、ソウル市内の2カ所の駅からそれぞれ1日に1本ずつの普通列車があるだけです。ここから車で1時間ほどのところに清州(チョンジュ)国際空港がありますが、仮にここでの開催になるとすれば、交通の便が問題になりそうです。

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