トランプ氏キャラ変更? 一転「オバマ氏は良い男」[2016/11/11 11:46]

 アメリカの次期大統領に決まったトランプ氏。選挙戦中、オバマ大統領に対し、「『イスラム国』の創設者」と暴言を吐き、これに対し、オバマ大統領も「大統領の資格はない」と互いにののしり合っていましたが、一転、初めて行われた会談後にはトランプ氏が「オバマ氏は良い男」とこれまでの言動を一変させました。

 (山下達也記者報告)
 トランプ氏は大統領らしい落ち着きを見せようとして、会談でもオバマ大統領に下から目線で教えを乞いました。
 オバマ大統領:「トランプ氏が成功するためにできる限りのことをする。なぜならトランプ氏の成功がアメリカの成功だからだ」
 トランプ氏:「オバマ大統領に会えて大変、光栄です。今後、頻繁にお会いしたいと思っています」
 会談は90分、行われ、オバマ大統領が主にホワイトハウスの運営や外交政策について説明し、トランプ氏は政権移行を円滑に進めたい考えを伝えました。カメラに出てきたのは会談終了後で、トランプ氏は神妙な表情で「今後もアドバイスを頂きたい。オバマ大統領は良い男だ」と謙虚に語りました。実は、政策面でも軌道修正を図っていて、公式ウェブサイトから選挙中に訴えていた「イスラム教徒の入国禁止」や「パリ協定脱退」をひっそりと削除しました。ただ、一方で、全米で続いている反トランプデモに対してはツイッターで「メディアに先導されたプロのデモだ」というふうに攻撃していて、一体、キャラクターがどういう方向に行くのかはまだ読めないところです。

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