“条件付き”辞意も…朴大統領「弾劾」への動き続く[2016/11/30 11:46]

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は29日、国会の結論次第で任期満了前に辞任する意向を示しました。ただ、大統領の意向にかかわらず、国会による弾劾(だんがい)の動きは進んでいます。ソウルから報告です。

 (西村香織記者報告)
 野党だけでなく、与党のなかで朴大統領と距離を置く“非主流派”の議員も「大統領談話は受け入れられない」という意思を示しました。野党にとっては弾劾に向けて弾みが付いた格好です。野党3党の代表らは30日午前10時から、改めて今後の対応を協議しました。朴大統領が国会の決定に任せる形で辞任する考えを示したことについて「弾劾を避けるための時間稼ぎだ」と批判しました。そして、こうなれば弾劾をして大統領を辞めさせるという状況に持ち込まなければならないという意見で一致しました。また、弾劾が可決されるかどうかの鍵を握る与党の“非主流派”も弾劾に賛成するという立場を明らかにしました。野党は早ければ来月2日の採決を目指し、弾劾可決に向けて一層、動きを強めていくものとみられます。

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