北朝鮮への新たな制裁決議を採択 国連安保理[2016/12/01 05:50]

 国連の安全保障理事会は、北朝鮮が9月に行った5回目の核実験に対する新たな決議を全会一致で採択しました。

 日本・別所浩郎国連大使:「9月に今年2回目の核実験を行ったことを受け、国際社会がそういった行動を止めるべきだと明確なメッセージを北朝鮮に送った」
 新たな制裁決議では、北朝鮮最大の外貨の獲得手段である石炭の取引に上限を設けるとともに、銅やニッケルなどの鉱物や巨大な彫像の輸出も禁止しました。制裁が履行されれば、北朝鮮の年間総輸出額の4分の1にあたる約910億円の収入削減につながります。交渉は、北朝鮮産の石炭の主な輸入国である中国と制裁強化を訴えるアメリカとの間で長引き、過去最長の2カ月半を要しました。

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