FIFA関係先を捜索 “皇帝”も対象に スイス検察[2016/12/01 09:00]

 2006年のサッカー、ワールドカップドイツ大会の招致を巡り、スイスの検察が詐欺などの疑いで、FIFA(国際サッカー連盟)の関係先を家宅捜索していたことが分かりました。

 2006年のドイツ大会の招致を巡っては、ドイツ側からFIFAに670万ユーロ、日本円で約8億円が支払われていて、票の買収疑惑が取り沙汰されていました。スイスの検察は去年から詐欺やマネーロンダリングなどの疑いで捜査を行っていて、今回、数カ所を家宅捜索したということです。捜査対象には当時、ドイツの組織委員会で会長を務めたベッケンバウアー氏ら4人のほか、FIFA事務局長だったリンジ氏も加えられていて、スイスの検察は今後、巨額の支払いがどのように行われたかなどさらに調べる方針です。

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