国連安保理で米「さらなる行動を取る準備がある」[2017/04/08 05:51]

 アメリカのシリアへの攻撃を受けて開かれた国連の安全保障理事会で、アメリカは「さらなる行動を取る準備がある」と述べ、アサド政権を牽制(けんせい)しました。

 ヘイリー米国連大使:「アサド政権が見境なく化学兵器を使うのを米国はもう待たない。待つ日々は終わった。米国にはさらなる行動を取る準備がある。その必要がないことを祈るが」
 アメリカはシリアのアサド政権に追加攻撃を警告すると同時に、ロシアには「アサド政権が化学兵器を使う度にかばってきた」と強く非難しました。これに対して、ロシアは「アメリカの攻撃は単にテロリストをより強くしただけに過ぎない」「素人のような批判はやめてもらいたい」と強く反発しています。また、ロシアのラブロフ外相は7日、アメリカの攻撃について「こじつけによる侵略行為だ」と激しく非難しました。そのうえで、アメリカに対して攻撃の根拠の説明をして、さらなる攻撃を控えるよう求めました。

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