「日本は軍事力を受け入れ始めた」 NYタイムズ特集[2017/08/31 10:25]

 北朝鮮情勢が緊迫するなか、来年度の概算要求で防衛費が過去最大となりましたが、アメリカの有力紙は「平和主義の日本が軍事力を受け入れ始めた」と大きく報じています。

 30日付のニューヨーク・タイムズは「日本が数十年間の平和主義を経て、軍事力を受け入れ始めた」と題した特集記事を組み、防衛予算の拡大や自衛隊に対する国民の見方の変化などを報じました。記事では、憲法改正を目指す安倍政権が北朝鮮情勢の緊迫化を受けてミサイル防衛の強化を推し進める一方で、国民の間からも平和憲法と現実の矛盾を感じる声が出始めていることを伝えています。また、「日本の平和主義は脅威が存在しないことを前提としている偽物の平和主義だ」というアメリカの専門家の意見や「日本人は憲法の平和主義の概念と防衛政策の矛盾を考えないようにしている」とした日本の専門家の意見などを紹介しています。

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