トランプ大統領が国連総会に初出席 国連を強く批判[2017/09/19 05:51]

 アメリカのトランプ大統領は18日、国連総会に初めて出席し、国連を「官僚主義的だ」と強く批判しました。国連本部前から報告です。

 (西尾哲也記者報告)
 トランプ大統領はまるで成果を出せない経営陣をだめ出しするように、勢ぞろいした国連幹部に対して一つひとつ注文を付けました。
 トランプ大統領:「国連予算が140%増加し、2000年以降にスタッフ数が2倍以上に増えたにもかかわらず、この投資に沿った結果は見えていない」
 トランプ大統領は、国連の運営について「官僚主義を排除し、効率化を図るべきだ」と訴え、改革の必要性を強調しました。一方で「どの加盟国も不公平な負担を負うべきではない」と述べ、アメリカが世界最大の拠出金を負担する国連予算の在り方にも不満を示しました。これに対して、国連のグテーレス事務総長は「我々を支えてくれる人々のために国連は機敏で柔軟でなければいけない」と語り、アメリカへの配慮を精一杯、見せました。会合後、トランプ大統領は報道陣に対して「国連を偉大にしよう」と語り、満足げな表情を浮かべました。19日には一般討論演説に臨みますが、北朝鮮問題など、どこまで踏み込んだ発言をするか注目されます。

こちらも読まれています