トランプ氏「貿易戦争は良いこと」でダウ続落[2018/03/03 07:34]

 ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が示した鉄鋼などの輸入制限について貿易戦争に発展するとの懸念が強まり、ダウ平均株価は一時、400ドル近く下落しました。

 2日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が前日に鉄鋼やアルミニウムへの関税を課す方針を示したことを受けて、大幅な続落で始まりました。市場では、鉄鋼などの輸入制限が中国などとの貿易戦争に発展しかねないという懸念が強まっていて、ダウ平均株価は前日に比べて一時、400ドル近く値を下げました。トランプ大統領は2日朝、「貿易戦争は良いことだ」とツイッターに書き込み、強硬姿勢を崩していません。ダウ平均株価の終値は前日に比べて70ドル安の2万4538ドル6セントで、4日続落となりました。市場関係者は「関税に対して各国に報復措置の動きが出てきた場合、株価はさらに下落する」と予測しています。

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