貿易戦争の始まりか 「米ブランド標的」でEU対抗[2018/03/03 17:48]

 アメリカのトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げの方針を表明したことを受け、EU(ヨーロッパ連合)はアメリカを代表するブランドを標的にすると報復の構えです。

 トランプ大統領が来週、正式に決定する鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す輸入制限措置は、例外なくすべての国に適用されるとホワイトハウス高官が明らかにしました。日本政府はこれまで、同盟国として対象から除外するよう求めていました。中国やカナダなど対抗措置も辞さない姿勢を示す国があるなか、トランプ大統領はツイッターに「貿易戦争になってもかまわない、楽勝だ」と書き込みました。EUのユンケル委員長は2日、「ハーレーダビッドソン、バーボン・ウイスキー、リーバイスのジーンズに関税を掛ける。アメリカが馬鹿げた行いをするなら我々もそうせざるを得ない」などと述べ、対抗措置としてアメリカを代表するブランドを標的にする可能性を示唆しました。

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