北朝鮮の核施設で動き 衛星画像に写った新建造物[2018/03/31 11:47]

 アメリカの研究グループが衛星画像から北朝鮮の核施設に新たな建物が建設されていると分析しました。実験用軽水炉の稼働に備えた動きの疑いがあると指摘しています。

 アメリカの「38ノース」は、北朝鮮北西部、寧辺(ニョンビョン)の核施設の衛星画像を公開しました。先月25日と今月20日の画像を比べると、実験用軽水炉の向かい側に新たな建物の建設が確認されたということです。研究室やオフィスとみられ、将来の稼働に備えたものとみられます。この施設について、北朝鮮は「民間の発電用」だと主張していますが、アメリカの別の研究機関は「兵器用のプルトニウムを製造できる」と分析しています。また、別の衛星画像では、煙突から煙のような物が出ているのが確認され、一部のアメリカメディアは試験運転の兆候を指摘しています。

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