マケイン米上院議員 悪性脳腫瘍の治療を停止[2018/08/25 13:46]

 2008年のアメリカ大統領選挙の共和党の候補者で、トランプ大統領を批判してきたマケイン上院議員が悪性の脳腫瘍(しゅよう)の治療をやめることを決めたと家族が明らかにしました。

 マケイン氏は去年の夏に悪性の脳腫瘍と診断され、治療を続けてきました。家族が出した声明によりますと、81歳のマケイン氏は病状の進行や年齢による衰弱を考え、治療の停止を決めたということです。マケイン氏はベトナム戦争で捕虜となった際、拷問に耐えたことからアメリカの英雄と呼ばれました。2008年の大統領選挙では共和党候補として出馬し、オバマ前大統領に敗れました。これまで何度もトランプ大統領と対立していて、トランプ大統領が7月のプーチン大統領との会談の際、ロシアによる選挙介入を批判しなかったことについて「アメリカの大統領による最も恥ずかしい振る舞いの一つだ」と声明で非難しました。

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