安倍総理、“ブロック発言”で野党の追及に苛立ちも[2013/10/23 11:49]

 23日から参議院で本格論戦です。これまで、TPP=環太平洋経済連携協定の問題では「公約違反」という追及を甘利大臣が跳ね返し、汚染水問題では「完全にブロック」発言の追及に茂木大臣が安倍総理大臣を完全にブロック。しかし、アベノミクスでは安倍総理、自信満々のアタックです。

 (政治部・朝日健一記者報告)
 汚染水の「ブロック発言」に対する野党の追及に、安倍総理がいら立つ場面もありました。
 民主党・増子輝彦参院議員:「(福島原発は)コントロールされていない。今のこの福島の現状をどう考えるのか」
 安倍総理大臣:「この問題は、突然、安倍政権になって起こったわけではなく、民主党政権の2年間、増子議員も経産副大臣として取り組んでこられた。まさにオールジャパンで取り組んでいきたいと言っているんです」
 委員:「人のせいにしてんじゃないよ」
 安倍総理大臣:「私は何も、民主党の対応について批判をしているわけでありませんよ」
 また、原子力規制委員会の田中委員長も「汚染水は完全にコントロールできるように努力している」と苦しい答弁に終始しました。田中委員長にとっては、野党の追及をブロックしきれず、総理発言のほころびをみせる結果となっています。

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