多数決?全会一致?薬販売規制で自民総務会大荒れ[2013/11/13 00:20]

 薬のネット販売に関する改正案を巡って、自民党の総務会は、強硬な反対論が出るなか“薄氷”の全会一致で了承を取りつけました。これを受けて、政府は法案を閣議決定しました。

 自民党・木村元厚労副大臣:「最後に多数決で決めました。だから極めて異例ですね。私は最後まで反対した」
 自民党総務会は多数決をとらず、全会一致で決めることが原則です。しかし、薬のネット販売の改正案に激しく反対した木村議員が、最後は異例の採決をしたと主張しました。
 自民党・野田総務会長:「一部いろいろご意見あったが、全会一致で了承した。多数決はとってません」
 また、自民党関係者も「野田総務会長の耳に反対論は入らなかった」と述べ、採決していないと強調しました。ただ、薄氷の全会一致は、官邸主導に対する党内の不満をギリギリ抑えている現状も浮き彫りにしました。

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