日・メコン首脳会議「中国を牽制する共同文書」採択[2015/07/04 11:50]

 タイやミャンマーなどメコン川流域の5カ国を招いた首脳会議が開かれ、南シナ海での基地建設に対する懸念や質の高いインフラ投資の促進など、中国を牽制(けんせい)する共同文書を採択しました。

 安倍総理大臣:「メコン地域の平和と安定に貢献していくとともに、ともに質の高い成長を実現できるよう、メコンの国々とともに歩んで参ります」
 共同文書には、南シナ海で基地建設を進める中国を念頭に「地域の平和、安全及び安定を損ないうる」と懸念が明記されました。また、「質の高いインフラ投資」の必要性を強調し、中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)への対抗意識を強くにじませました。さらに、安倍総理は、メコン川流域に今後3年間で7500億円規模の経済支援を行うと表明しました。

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