安倍総理　新国立競技場の計画見直しを表明

　2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設について、安倍総理大臣は、今の計画を白紙に戻して見直す方針を表明しました。

　安倍総理大臣：「新国立競技場の現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す、そう決断致しました」
　新国立競技場については、総工費が2520億円にまで膨らんだことに与党内からも批判の声が出ていました。安倍総理は、「1カ月ほど前から計画を見直せないか検討を進めていた」と明かしました。菅官房長官は、新しい整備計画では、総工費の上限なども示すという考えを明らかにしました。また、下村文部科学大臣は、デザインを含めたコンペをやり直すことを表明し、半年以内に新たなデザインや建設業者の選定をしたうえで、2020年の春までに新国立競技場が完成することを目標にすると述べました。