政治

2015年8月25日 14:55

菅長官、辺野古中断の延長示唆 “台風の影響”で

2015年8月25日 14:55

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 菅官房長官は、沖縄の普天間基地の名護市辺野古への移設工事の一時中断期間を延長する可能性を示しました。台風の影響で、沖縄県による潜水調査が延期されているためです。

 菅官房長官:「台風等でやむを得ない事情でできなくなって、物理的にできなくなるのであればですね、そこは延長してもというふうに思います」
 沖縄県は19日から、辺野古沖への基地移設作業でサンゴ礁が傷ついていないかどうか確認するため、潜水調査を始める予定でした。調査には10日程度掛かる見通しですが、相次ぐ台風の影響で開始が延期となっているため、来月9日までの工事の中断期間中に調査が終わらない可能性が出てきました。菅長官は調査終了まで工事の再開を見合わせる考えを示し、すでに沖縄県側にも伝えているということです。また、政府と沖縄県の集中協議で一定の結論が出ない場合、協議を打ち切り、工事を再開するのかどうか聞かれたのに対し、菅長官は「今、話を進めている途中でありますので、出口のことについて今の時点で言及することは控えたい」と述べました。

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