「野合で何が悪い、必ず政権交代」 民・維で新党へ[2016/02/26 17:13]

 民主党と維新の党は党首会談で、来月中に合流することで正式に合意しました。

 (政治部・小池直子記者報告)
 この合流で衆参合わせて152人の新党が誕生します。岡田代表は「必ず政権交代を成し遂げる」と述べ、反転攻勢への第一歩としたい考えです。
 民主党・岡田代表:「日本の政治の流れを変える歴史的な日にしたいと思う。必ずここで政権交代、政治の受け皿になるという強い決意で新党を決めた」
 維新の党・松野代表:「これは終わりではなく、これからスタートだと思っています。ようやく、これで政権交代に向けて第一歩を踏み込むことができました」
 会談では、来月の合流に向けて新党準備会を設置し、懸案である新党の名前や規約などを検討することで合意しました。また、他の政党にも幅広く結集を呼び掛けることも確認しました。ただ、野党結集に向けては温度差があります。松野代表が「共産党以外のすべての政党に声を掛ける」としているのに対し、岡田代表は「理念・政策の一致が前提だ」としています。かつて連立を離脱した社民党や生活の党の小沢代表とは合流せず、「緊密な協力関係」にとどめたい考えです。自民党からは「野合だ」という批判も出ていますが、普段、クールな岡田代表は「野合で何が悪い」と語気を強め、並々ならぬ決意を強調しました。

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