“和解”後初 防衛大臣と沖縄県知事が会談 進展は[2016/03/27 17:51]

 アメリカ軍普天間基地の移設を巡る訴訟で、政府と沖縄県が和解してから初めて沖縄を中谷防衛大臣が訪問していて、27日午後、翁長知事と会談しました。

 (政治部・安西陽太記者報告)
 会談は沖縄県庁で40分ほど行われ、中谷大臣は名護市辺野古への移設について「誠意をもって協議したい」と沖縄県側に改めて理解を求めました。これに対し、翁長知事は「圧倒的に反対というのが県民の民意」と反対姿勢を崩していません。また、中谷大臣はアメリカ軍北部訓練場の一部を返還する計画について「大きな意味がある」と述べ、基地負担軽減のために沖縄県側に協力を求める考えを強調しました。これに対し、翁長知事は北部訓練場にオスプレイが飛来することに言及したうえで、「地元自治体は反対の意向を示している。交通整理が必要だ」と述べるにとどめました。8回目の会談で、お互いが「信頼関係が増して意義があった」「一定の効果があった」と強調しましたが、根本的な溝は埋まっていないのが現状です。

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