「働き方改革」実現へ 総理が意見交換[2016/10/19 23:11]

 安倍総理大臣は、長時間労働などを見直して目玉政策として掲げる「働き方改革」に反映するため、大企業からの転職や起業の経験者と意見交換しました。

 安倍総理大臣:「(電通の)高橋さん、長時間労働によって自らの命を絶つという悲しい出来事がありました。そのようなことを防ぐためにも働き方改革をしていかないといけない」
 安倍総理は冒頭、大手広告会社に勤めていた女性社員の過労自殺問題に触れ、働き方改革の必要性を訴えました。今回の会合では、日本企業の伝統的な働き方として根付く、長時間労働や企業の意思決定のスピードなどの問題点について大企業からの転職や起業を経験した9人と意見交換しました。出席者からは「資料の多さが生産性を下げる」「管理部門が多く、組織の複雑さが意思決定の遅さを招いている」などといった意見が挙がりました。政府は、こうした意見を反映させて働き方改革として企業マネジメントの効率化も促したい考えです。

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