「同一労働同一賃金」 非正規社員の賃金アップを…[2016/11/29 17:06]

 政府は29日、「働き方改革実現会議」を開催し、非正規で働く労働者の賃金アップなど処遇の改善を議論します。

 安倍総理大臣がこの会議で是が非でも取り組みたいとしているのが「同一労働同一賃金」による非正規社員の賃金アップです。政府は、職務や仕事内容が同じなら正社員と非正規社員に同じ賃金を支払うべきとの姿勢です。企業が人件費抑制などのため比率を増やしたこともあり、非正規の割合は4割に迫ります。法改正を含めた処遇改善を図ることで「消費の弱さ」を改善し、景気を浮揚させる狙いもあります。ただ、経団連は現行の労働契約法などを維持するべきとの考えで、年明けにかけて政府と財界の綱引きが本格化します。

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