参院で解任決議が否決 “共謀罪”巡り攻防激化[2017/06/07 11:48]

 「テロ等準備罪」、いわゆる“共謀罪”法案を巡って、民進党が提出した秋野法務委員長の解任決議案が7日午前に参議院本会議で採決され、反対多数で否決されました。

 (政治部・延増惇記者報告)
 民進党は法案の成立を阻止すべく、この後、幹部たちが集まって作戦会議を行います。
 民進党・蓮舫代表:「加計学園の問題、引き続き様々な委員会で国民の声を代弁して頂きたいし、自分たちに都合の悪いことは隠して、都合の良いことだけは進めようという政府の姿勢は許さない」
 法務委員長の解任決議案は否決されましたが、民進党は8日の委員会の開催を阻止するため、金田法務大臣の問責決議案の提出を検討しています。ある民進党幹部は「与党の描いていたシナリオが崩れてきている」と自信をのぞかせていて、18日の会期末を前に、来週には内閣不信任案などの提出も視野に会期延長を決定的にしたい狙いです。一方、与党側は幹部が会談し、野党側の出方にかかわらず、会期中の成立を目指すことを確認しました。13日にも委員会採決に踏み切る方針です。ただ、民進党内では「2回も審議を止めるのはどうか」などと慎重な声も上がっていて、難しい判断が迫られています。

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