生徒400人に“暴行受けてる恐れ” 文科省が調査[2015/03/13 10:33]

 川崎市の中学生殺害事件を受けて文部科学省が緊急に行った全国調査で、7日以上、学校を欠席していて、安全確認が取れなかったり、不良グループから暴行を受けている恐れがある児童・生徒が400人に上ることが分かりました。

 緊急調査は全国の小中高生などを対象に行われたものです。7日以上、学校を欠席していて連絡が取れず、身の安全を確認できない児童・生徒が232人、不良グループと関わりがあり、不自然なあざがあるなど暴行を受けている可能性がある生徒らが168人で、危険な目に遭う恐れがある生徒らは合わせて400人いました。保護者の協力が得られず、生徒の状況が確認できないケースも多いということです。文科省は、今回の調査は学校ごとの判断にばらつきがあり、精度が高い統計とはいえないと説明したうえで、「調査を通じて生徒の安全状況をしっかり把握してほしい」としています。

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