“エコノミー症候群”予防に「水分摂取・足体操」[2016/04/19 17:00]

 女性1人が亡くなった「エコノミークラス症候群」。新潟大学の榛沢和彦医師によりますと、新潟県中越地震でもエコノミークラス症候群によって6人が亡くなっています。予防のためには、血栓ができにくいようなるべく水分を取るようにしたり、数時間おきに歩くことが効果的です。
 ただ、出歩くのが難しい場合、座ったままできる体操もあります。まずは足首の運動。つま先を立てたり伸ばしたりを5回から10回、繰り返し、足首を回すということも効果的です。さらに、ふくらはぎを下から上に向かってマッサージすることで、血流が促進されます。もし、運動が困難な高齢者の人には、周りの人が代わりにマッサージをしてあげることも効果的です。こういった運動をなるべくこまめに行うことが大切です。
 また、足首などに圧力を掛けて血行をよくする「着圧ストッキング」を履くということも効果的です。ほかにも、足を少し高くして眠る、そして、同じ姿勢を続けないということも予防につながるということです。

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