災害時の外国人救助に備え 留学生らが防災訓練[2017/03/10 23:41]

 東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人観光客が増えるなか、大規模災害が起きた際に外国人の避難を手助けするため、留学生らによる防災訓練が行われました。

 訓練は東京・豊島区の公園などで、区内の専門学校に通う中国やベトナムからの留学生ら50人が参加して行われました。大規模災害が起きた際には、日本語が分からない外国人観光客らの避難などで混乱が予想されています。参加した留学生らは、災害時に外国人観光客らに外国語を使ってスムーズな避難誘導が行えるように、警視庁の警察官から避難場所や避難時の行動について指導を受けたり、災害時の食事の取り方などを学びました。豊島区には人口の約1割にあたる2万7000人の外国人が住んでいるため、警視庁は「外国人も守る災害に強い町にしたい」としています。

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