福島第一3号機の内部映像 広範囲にデブリ拡散か[2017/07/25 00:05]

 東京電力は、福島第一原発3号機の内部調査の映像を公開しました。炉心近くの至る所で溶け落ちた核燃料とみられる塊が確認されました。

 壊れた配管のようなものからカメラを上に向けると、岩のような塊がこびり付いています。この映像は、22日に3号機の炉心近くに水中ロボットを入れて撮影したものです。塊について、東電は溶け落ちた核燃料、いわゆる「デブリ」とみています。他にも、圧力容器の真下や外側の格納容器の底の部分にもデブリとみられるものが確認されました。東電は映像をさらに分析するとともに、デブリの取り出し方法を検討する方針です。ただ、今回の調査で溶けた核燃料が広い範囲に拡散した可能性が高まり、どのように取り出すのか困難な課題に直面しています。

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