NEC 海外売り上げ比率を早期に25%目指す[2013/04/26 23:44]

 電機大手のNECは2015年度までの中期経営計画を発表し、海外での売上高比率を全体の25%まで引き上げるとする目標を発表しました。

 NECの海外の売上高比率は、2012年度の決算では16%程度にとどまっています。今後、アジアを中心とした新興国ではITなどのインフラ整備が進むと見込み、海外事業の拡大で収益を伸ばしたい考えです。
 一方、赤字が続く携帯電話は、販売事業を手がけるNECモバイリングを商社大手の丸紅の子会社に売却し、端末事業のNECカシオモバイルコミュニケーションズは売却も視野に他社との協業を検討します。また、財務基盤を支えるため、劣後ローンで1300億円を調達することも発表しました。同時に発表した去年4月から今年3月までの連結決算は、携帯電話の基地局などのインフラ事業が伸びて304億円の最終黒字と3期ぶりに黒字に転じました。

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