パナソニック2年連続で7500億円超の巨額赤字[2013/05/10 21:46]

 パナソニックが発表した2012年度の決算は、テレビ事業の不振などで2年連続で7500億円以上の巨額赤字となりました。今年度は円安効果や不採算事業の改善で500億円の黒字に転換するとしています。

 パナソニックの2012年度の連結決算は、売上高が前の年度に比べて6.9%マイナスの7兆3030億円でした。純損益は7542億円の赤字と、2年連続で7500億円を超える巨額赤字を計上しました。薄型テレビやブルーレイ・ディスクレコーダーなどデジタル家電の販売低迷に加え、不振のリチウムイオン電池事業や携帯電話事業などで減損処理を計上したことが影響しました。今年度については円安効果のほか、薄型テレビなど不採算部門の赤字圧縮、経営体質の強化で500億円の黒字に転換すると見込んでいます。

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