西武ホールディングスへのTOB=株式公開買い付けを実施していたアメリカの投資会社「サーベラス」は、目標の保有比率44%には届かず、35%台にとどまったことが分かりました。
サーベラスは、経営方針を巡って西武経営陣と対立し、3月から株式の公開買い付けを実施していました。1日午前、サーベラスが結果を発表し、32%だった保有比率は35%台まで増え、合併など重要案件を拒否できる3分の1以上は確保しました。しかし、株主総会で過半数を握る可能性が高まる上限目標の44%には大幅に届きませんでした。サーベラスは元副大統領ら8人の取締役候補を提案していますが、西武は「TOBの結果にかかわらず、サーベラス側の提案に反対して頂くよう、引き続き株主に呼びかけていく」とコメントを発表しました。
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