コメ政策“大転換”へ 総理「減反見直し」指示[2013/11/22 21:01]

 安倍総理大臣は、産業競争力会議で「コメの生産調整の廃止は農政に必要不可欠」だとして、減反政策の見直しに初めて言及しました。

 安倍総理大臣:「40年以上続いた生産調整の見直しなど、政策の大転換にあたっては、確実に政策転換がスケジュールにのっとって実行されることが大事」
 産業競争力会議では、民間議員が農業の生産性向上に向けて減反政策を5年後をめどに完全に廃止するとともに、減反政策を促すための補助金なども完全に撤廃すべきだと提言しました。麦や大豆、飼料用米などを「戦略的作物」と位置づけ、生産量に応じて助成するなど新たな支援制度を整備すべきだとしています。この提言を受け、安倍総理は減反廃止を視野に検討を進めるよう指示し、政府は26日に農業の改革案をまとめる方針です。ただ、与党内では農業の補助金削減への抵抗が根強く、どこまで実効性を担保できるかが焦点です。

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