西武HDが東証1部上場 9年4カ月ぶり市場復帰[2014/04/23 10:33]

 鉄道やホテルなどを運営する西武ホールディングスが、東証1部に上場しました。西武鉄道が上場廃止になって以来、9年4カ月ぶりの市場への復帰です。

 西武の初値は公開価格と同じ1600円で、その後、1600円台後半で推移しています。時価総額は5400億円を超え、関東の私鉄では東急、小田急に次ぐ規模です。西武は、中核の西武鉄道が2004年に有価証券報告書の虚偽記載で上場廃止になって以来の市場復帰を果たし、不動産やホテル事業を中心に収益力を上げる狙いです。しかし、去年、経営を巡って対立した投資会社「サーベラス」が売却を見送り、引き続き35%以上の株を保有しているため、株価が伸び悩めば再び対立する可能性もあります。

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