市場に復帰した西武HD サーベラスとの信頼関係強調[2014/04/23 19:28]

 西武鉄道の上場廃止以来、9年4カ月ぶりに市場に復帰した西武ホールディングスの後藤社長が記者会見し、筆頭株主であるサーベラスとの信頼関係を強調しました。

 西武ホールディングス・後藤高志社長:「(サーベラスは)経営介入や買い増ししないと明らかにしている。信頼関係をベースにお付き合いする」
 西武とサーベラスは去年、経営方針を巡って激しく対立しました。しかし、後藤社長は、去年秋からサーベラスのファインバーグCEO=最高経営責任者と何度か直接会った結果、信頼関係を構築できたとしています。ただ、サーベラスは今回の上場で株式の売却を見送り、引き続き35%以上保有しているため、株価が低迷すれば、再び経営に介入する可能性を残しています。その株価は初値が公開価格と同じ1600円で、終値は1770円まで上昇しました。時価総額は5400億円を超え、今年最大の上場です。

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