日米のTPP交渉 大筋合意には至らずも一定の前進[2014/04/25 10:32]

 日米のTPP=環太平洋経済連携協定の交渉は、オバマ大統領訪問中も閣僚協議が続けられましたが、甘利TPP担当大臣は25日午前に会見し、大筋合意には至らなかったものの、一定の前進があったことを明らかにしました。

 甘利TPP担当大臣:「大筋合意というわけではありません。もちろん進捗(しんちょく)はありました。終結に向かって歩みつつあるということです」
 日米両首脳の指示を受けて首脳会談後も続いた閣僚協議は、オバマ大統領の出発までに成果を上げるため、24日も徹夜で交渉を行うことが検討されましたが、結局、深夜以降は再開されませんでした。25日朝に会見を行った甘利大臣は、未明まで続いた事務レベルでの調整で成果があったとして、懸案である牛肉や豚肉など農産品5項目の関税や自動車の問題で交渉が進展したという認識を明らかにしました。そして、25日午前に発表された共同声明では、「日米間で重要なTPPの問題で道筋をつけた」としたうえで、「TPP交渉で大きな節目となった」と交渉の成果が強調されました。

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