TPP重要5項目の順守求め JA全中が緊急集会[2014/05/14 20:49]

 来週、シンガポールで開催されるTPP=環太平洋経済連携協定の閣僚会合を前に、JA全中=全国農業協同組合中央会は、米や牛肉・豚肉など重要5項目を守るよう改めて訴えました。

 JA全中・万歳章会長:「交渉がどのような局面になろうとも、政府はこれら決議を実現すべく、強い交渉力を持って交渉に臨んで頂きたい」
 TPPの日米交渉が先月の首脳会談により大きく進展したことで、妥結に向けて交渉全体が加速する期待感が高まる中、全国から集まった農業関係者など約3000人が米や牛肉・豚肉など重要5項目を守るよう訴えました。
 自民党・石破幹事長:「この交渉は、国益をかけて必ず勝ち抜いていきます。必ず国会決議は守ります」
 集会に出席した自民党の石破幹事長は、牛肉や豚肉の関税に関する報道について「意味のない数字だ」と一蹴した上で、重要5項目は守ると改めて宣言しました。集会後、参加者は情報の開示や重要5項目の順守を求めて、霞が関や官邸前をデモ行進しました。

こちらも読まれています