第1回「イノベーション大賞」iPSの山中教授を選出[2014/07/08 17:20]

 新経済連盟は、独創的・先進的なイノベーションを表彰する「イノベーション大賞」を創設し、第1回受賞者にiPS細胞の開発でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授を選出しました。

 京都大学・山中伸弥教授:「この半年だけで2回も謝罪会見をして、結構、精神的につらかった時もあったが、家族、友人、家内に、この場を借りて心より感謝の気持ちを伝えたい」
 新経済連盟の代表を務める楽天の三木谷社長は、イノベーション大賞創設の理由について「技術革新に貢献した人を称賛し続けることで、日本にイノベーションを定着させたい」と語りました。そのうえで、山中教授への授与理由について「iPS細胞の研究は人類最大の発明だ」と称賛すると、山中教授は「賞金3000万円を国費では制限されている研究費用に充てたい」と意欲を語りました。また、来賓として駆け付けた甘利経済再生担当大臣は「大学の改革などを通じて研究者への環境整備をしたい」と述べ、政府を挙げてイノベーションを後押しする考えを示しました。

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