新型iPhone ついに発売 3社は下取り価格で火花…[2014/09/19 11:50]

 新型「iPhone(アイフォーン)」がついに発売です。古い機種からの買い替え需要のほとんどを抱えるKDDIとソフトバンクは、顧客を逃さないようにといち早く下取り価格を最大で2万1600円と設定しました。しかし、新たな顧客を取り込みたいNTTドコモは、2日遅れの後出しじゃんけんで4万3200円と提示。これを受けて2社は、ドコモに対抗して価格を横並びにするなど各社がしのぎを削っています。

 (経済部・柴田広夢記者報告)
 東京・有楽町の家電量販店では、店頭に特設のブースが設けられ、実際に端末を手に取ることができるようになっていて、多くの人が足を止めています。家電量販店をはじめ、アップルストアや携帯電話各社のショップも19日午前8時から一斉に販売を始めています。販売開始前に1000人以上が行列した表参道のアップルストアでは、SIMフリーの端末の当日販売を目的に中国人を中心にアジアからの外国人が多数詰め掛けるなど、例年とは全く違った光景が見られました。また、携帯電話各社のショップでも社長らが舌戦を繰り広げました。
 KDDI・田中孝司社長:「料金競争はどうなんだ。他社さんが色々、打たれるのであれば、それ相応に対抗していこうかなと」
 ソフトバンクモバイル・宮内謙副社長:「ビッグデータで、どこで本当につながっているかチェックをしてきました。ダントツ一番のつながりやすさと速さを達成できていると思います」
 NTTドコモ・加藤薫社長:「よく考えて頂ければ、長くお付き合い頂けるのはドコモだと。そういう選び方をして頂けるとありがたいなと」
 各社に話を聞いたところ、大きなサイズの6Plusの人気が高く、機種によってはすでに当日販売が終了しているものもあるということでした。iPhone6と6Plusの登場で、国内の携帯電話市場の勢力図が塗り替わるのか、今後もしばらくは激しい販売競争が続きそうです。

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