東レ、ボーイング社に炭素繊維1兆円分供給で合意[2014/11/17 16:32]

 東レは、アメリカのボーイング社に対し、航空機向け炭素繊維について1兆円を超える供給をすることで基本合意したと発表しました。

 東レは、ボーイング社の中型機「ボーイング787」の胴体と尾翼、主翼部分、2020年に導入予定の大型旅客機「ボーイング777X」の主翼部分に使用する炭素繊維を独占で供給するということです。供給期間は今後10年以上で、受注総額は1兆円を超えるとしていて、両社の取引額としては過去最大となります。今後、さらに協議を進め、年内の最終合意を目指すということです。また、東レは、供給量を増やすため、1000億円程度を投じてアメリカのサウスカロライナ州に炭素繊維工場を建設する予定で、早ければ2017年に稼働させたいとしています。

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