GDP改定値 予想外の下方修正 中小企業景気厳しく[2014/12/08 11:49]

 7月から9月までの実質GDP(国内総生産)の改定値は、民間の大方の予想を覆し、0.3ポイント下方修正のマイナス1.9%でした。

 (経済部・村田卓記者報告)
 下方修正の大きなポイントは2つです。一つは、公共投資の前倒し効果が速報値ほど大きくなかったこと。そして、もう一つは、速報値では正確に反映されていなかった企業の設備投資が、マイナス0.4%と速報値よりも0.2ポイント悪化したことです。この設備投資ですが、1日に財務省が発表した統計では、主要企業の多くが拡大していました。ところが、実はこれには、金融業・保険業、資本金1000万円に満たない規模の小さい企業は含まれていません。この中小企業の設備投資の弱さが、GDPを押し下げることになりました。GDP改定値は改善するとしていた多くのエコノミストの予想は、またも裏切られました。しかし、統計で見過ごされがちなところで、経済はまだ回復していないことを印象付ける結果になりました。