出光が昭和シェル買収検討 国内市場縮小で再編へ[2014/12/20 11:53]

 石油元売り2位の出光興産が、5位の昭和シェル石油を買収する検討に入っていることが明らかになりました。

 出光は、人口の減少やエコカーの普及などで今後も国内のガソリンの需要が減少することが避けられないため、生き残りをかけて昭和シェル買収の検討をしています。両社の売上高を合わせると約8兆円になり、石油業界首位のJXホールディングスに迫る規模になります。また、買収によってガソリンスタンドの統廃合や輸送コストの低減など、経営の効率化を図るとみられます。経済産業省も過剰供給になっている石油元売り各社に対して再編を促していました。実現すれば、石油業界では2010年に新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合して以来の大型再編となります。

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