政府が2020年度に目指す財政健全化目標の達成は困難なことが内閣府の試算で分かりました。
政府は、借金に頼らずに政策に必要な経費をどれだけ賄えるかを示す基礎的財政収支について、2020年度には黒字化する目標を掲げています。内閣府の試算では、再来年4月に消費税率を10%に引き上げ、物価を除いた実質経済成長率が2%台の高成長を実現したとしても9.4兆円の赤字となる見通しです。このため、安倍政権が夏までにまとめる財政健全化計画は、歳出、歳入の両面で大幅な見直しが迫られることになりそうです。
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