アサヒビール　ワイン専門商社「エノテカ」買収

　アサヒビールは、ワインの専門商社のエノテカを買収すると発表しました。

　アサヒビールは、投資会社のユニゾン・キャピタルがアドバイザーを務めるファンドなどから、エノテカの全株式を3月末までに取得して子会社化します。買収額は非公表です。エノテカは、ワインの輸入や卸販売を手掛け、国内に48店舗、海外に16店舗を展開しています。ワインの国内消費が増加傾向にあるなか、エノテカが持つ独自の輸入ルートや豊富な品ぞろえとアサヒビールが持つ物流網などを活用し、グループとしてワイン事業を強化したい考えです。会見したアサヒビールの小路明義社長は、市場の伸びが平均6％あるとしたうえで、「市場の伸びを大きく上回る計画を立てていきたい」と話しました。