勝利!久美子社長側は61%獲得「委任状争奪戦」とは[2015/03/27 17:01]

 親子で経営権を争っていた大塚家具の株主総会が27日に開かれました。これまでこのニュースをお伝えするなかで、何度も使ってきた「プロキシーファイト」という言葉ですが、経営権を巡る争いで登場する経済用語で、プロキシーが「委任状」、それを巡る「ファイト」で、株主総会に向けた委任状争奪戦のことです。株主総会でそれぞれの提案を可決させるため、株主に働き掛け、議決権行使の委任状を集め、多数派工作を行うことをいいます。今回のような取締役の選任や解任の決議の場合、可決するには、委任状も含め、議決権の過半数を得ることが必要です。今回、久美子社長側が61%を獲得。過半数を獲得し、勝久会長を取締役から外す議案が可決されました。

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