アジア開発銀行総会でも 強まるAIIBの存在感[2015/05/05 05:52]

 中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)が注目されるなか、日米が主導するアジア開発銀行の総会がアゼルバイジャンで開かれました。そこでもAIIBは存在感を強めました。

 (経済部・村田卓記者報告)
 今回の総会で終始、目立ったのは、AIIBに対する特別待遇ともいえるその扱いぶりでした。アジア開発銀行の中尾総裁は、総会前日にAIIBの総裁に内定している金立群氏と会談し、アジア投資で協力することをアピールしました。さらに、4日の総会でも特別ゲストとして迎える厚遇ぶりでした。麻生財務大臣は、土木工事より電力設備のように品質や技術力が求められる事業を優先する新たな投資拡大策を発表しました。日本の投資以外で橋や道路がすぐ壊れたり、修繕費が高くつく例が見られるためで、AIIBによる投資への牽制(けんせい)とも受け取れる内容となっています。そこからは、アジア最大の投資国としての存在感を何とか印象付けたい、そんな焦りも伝わってきます。

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