3月の機械受注額、3カ月ぶりに増加 2.9%↑[2015/05/18 10:35]

 企業の設備投資の先行きを示す3月の「船舶・電力を除く民需」の受注額は、3カ月ぶりに増加し、基調判断は維持されました。

 内閣府が発表した今年3月の機械受注統計によりますと、船舶・電力を除く民需の受注額は8694億円で、4月と比べて2.9%のプラスとなりました。2月は非製造業向けが振るわなかったものの、3月は一定の設備投資意欲を示す結果となりました。また、1月から3月の受注額についても前の同じ期と比べて6.3%のプラスで、3期連続の増加となりました。ただ、主力の電機や自動車からの受注は改善が停滞していることなどから、内閣府は基調判断を「緩やかな持ち直しの動きが見られる」に据え置きました。一方、4月から6月の見通しについては7.4%減となっています。

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